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地価ってどうなってるの? 〜地価LOOKレポート〜

地価上昇はコロナで鈍化

 

国土交通省から619日に地価LOOKレポート

令和2年第1四半期(1/14/1)が発表されました。

 

「新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、

多くの地区で需要者の様子見など取引の停滞が見られ、

地価の上昇傾向が鈍化した。」

 

「地価動向の変化が大きかった地区では、

特にホテル、店舗需要の比重が高く、感染症の影響が大きい。」

 

地価LOOKレポートって?


このレポートは、不動産鑑定士が

様々な情報を集めて地価動向を把握し、

その結果を国土交通省で集約したものです。

地元不動産関係者へのヒアリング結果も載っています。

 

レポート概要

 

上昇傾向が続いていた地価に、

鈍化の兆しが見えはじめたとのことです。

強い地価上昇が続いていた地域も上昇幅が鈍化し、

上昇していた地域でも横ばいになった地域が多いです。

 

1四半期(1/14/1)ということで、

11日から2月頃まではコロナの影響はあまりなく、

地価上昇が続いていました。

 

この期間の地価上昇分が入っているため

レポートの結果としては地価上昇となっていても、

それ以降は地価上昇に急ブレーキがかかっていることから、

次の第2四半期(4/17/1)はさらにコロナの影響が

色濃く出ているのではないかと推察されます。

 

先行き不透明感が強く、不動産需要や

店舗・オフィス需要への影響を注視していく必要があります。

 

各地域の地価動向

 

■滋賀県(草津市・南草津駅周辺・住宅地)

 03%上昇(前期03%上昇)

 

「前半までは引き続きマンション需要が強く、

新築分譲マンションのほか、中古マンションについても

売れ行きは好調であったが、

後半は新型コロナウイルス感染症の影響により、

取引が停滞している状況が見られる。」

 

■京都市中京区(烏丸・商業地)

 03%上昇(前期03%上昇)

 

「市場を牽引してきたホテル・店舗用地の需要が弱まり、

1月下旬からは様子見の状況になったことにより、

当期の地価動向はやや上昇となったものの上昇幅が縮小した。」

 

■大阪市北区(西梅田・商業地)

 36%上昇(前期6%以上上昇)

 

「一時的な経済活動の停滞等の影響から過熱感がやや弱まって

オフィス賃料の上昇傾向はやや鈍化し、

当期の地価動向は上昇で推移したものの上昇幅が縮小した。」

 

■神戸市中央区(三宮駅前・商業地)

 03%上昇(前期36%上昇)

 

「当期前半は投資需要が強い状態にあり、

地価は上昇で推移したものの、

当期後半については、

新型コロナウイルス感染症の影響により

市場参加者が様子見姿勢に転換したため

取引利回りの低下傾向は鈍化し、

当期の地価動向はやや上昇で推移したものの

上昇幅は前期と比較して縮小した。」


<地価LOOKレポート>

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